似合わない服は「顔」で決まってしまう・・・のか?ー顔という大切な個性を嫌いにならないためにー
- Moe Onodera
- 2020年5月4日
- 読了時間: 9分
更新日:2020年8月6日

おうちにいる時間を少しでも楽しく!と始めたオンラインメニューですが、早速お申込みいただいております。
ありがとうございます!
その中で、「顔タイプ診断」系のメニューはやらないの?というお問い合わせを多くいただいております。
すでに取り入れている他サロン様が沢山いらっしゃる中、可能ならPousseで…と思ってくださるお客様が居てくださる事に、感謝の気持ちでいっぱいです!!
本当に本当にありがたいですし、心の底から嬉しい・・・の、ですが・・・
結論から言うと、当サロンでは顔タイプ診断はおこないません。
(期待してくださった方々、申し訳ございません・・・!)
「顔」ってとっても大切ですよね。
もちろん私も、「顔」はその人らしさを構成するとても大事な部分だと考えています。
だからこそ、なのです・・・!
顔タイプ診断と呼ばれるものの多くは
「その人の顔で似合うファッションのジャンル(系統)やテイストが決まる」というもの。
例えば、【曲線的で女性的なお顔立ちの方は、優しげでフェミニンな装い】というように、お顔立ちだけでファッションのジャンルやテイストを定めてしまいます。
私はこの「ファッションのテイストを顔面でジャッジしてしまう事」に対して、どうしても抵抗があるのです。
もちろん否定するわけではなく、素敵なメソッドのひとつだなと思っていますよ! それでもやっぱり「ファッションのテイストを顔面でジャッジしてしまう事」に対して抵抗がある、その理由を説明させていただきますね(^^) 簡単にまとめると ①似合わせに必須である「バランス」がとれない。 ②パーソナリティーを顔でジャッジしていいのか? ③ギャップは魅力。色んな自分を持っていい。 この3点。 ひとつずついきますね。 ①似合わせに必須である「バランス」がとれない すっきりとしたお顔であればクールに、 子供顏ならカジュアルに、 ハッキリとしたお顔なら華やかに、 男顔ならハンサムに、女顔ならフェミニンに・・・などなど。 お顔にマッチさせることで何となく似合いそうな感じもしますよね。 顔タイプ診断の提案は、お顔の特徴に合わせるがゆえに、その特徴をより強調、強化するものです。 しかし、果たしてこれは本当に「オシャレな状態」なのでしょうか? 私の場合ですが、顔タイプ診断でいうと「エレガントタイプ」に分類されます。 どちらかというとハッキリとした顔立ちなため、シンプルなものを着ると寂しくなってしまうのだそうです。 しかし実際、私がエレガントタイプに似合うとされている華やかなファッションを身にまとってしまうと、どうしても「やりすぎ」になります。 濃い顔がより強調されることで全体的にけばけばしくなり、オシャレとはかけ離れてしまうのです。 私は顔タイプでは似合わないとされているシンプルなアイテムを好んで身に着け、引き算をします。 オシャレは足し算だけはありません。引き算もとっても重要。 良い部分を活かすためにそれを過剰に装飾するのではなく、引き算をすることで、引き立たせることも出来ます。 バランスをとることで、ぐっと垢抜けて見えるのです。 また、私は身長171㎝で肩幅が広く直線的で、メンズライクな体つきです。 それが更にエレガントタイプに似合うとされている華やかでフェミニンなファッションが破滅的に似合わない原因にもなっており、逆にNGとされているシンプルなTシャツやデニム、スニーカーがハマる理由でもあります。 オシャレは顔だけで決まりません。 体つきや、そして②でも書きますがパーソナリティーやライフスタイル、そしてトレンドを含めた全体のバランスが大切。 お顔だけに合わせてテイストを決め、お洋服を選ぶことはあまりに危険です。 そう、お顔立ちに合わせたテイストのお洋服を着る事と、オシャレで垢抜けているかどうかは全くの別問題!! バランス抜きにはいくらお顔の雰囲気とお洋服が合っていても「なんだか垢抜けない印象」になってしまうのです。 バランスを無視したマニュアル通りの提案に従ってしまうと「似合うものを身に着けているはずなのにダサいのはどうして・・・」という悲しい結果になってしまいます。 (自己診断や他サロン様での診断後この状況に陥り、逆に混乱してしまって当サロンにご相談にいらっしゃるお客様は大勢いらっしゃいます。) ②パーソナリティーを顔でジャッジしていいのか?
これは冒頭でも少し触れましたが、
ファッションのテイストは、他者から見たその人自身の印象「こういう人」を決めてしまう非常に大切なものです。 「外見は内面の一番外側」という言葉があります。 メイクやファッション、いわゆるその人のビジュアルは、その人のパーソナリティーを表現し演出するもの。 その人“らしさ”を構成するとんでもなく大きなパーツなのです。 であれば、パーソナリティー(人格)を無視して、顔面の造形の系統だけでその人らしさをジャッジしてしまって良いのでしょうか・・・? 私には、その人を顔のテイストに縛り付けてしまう事は、その人らしく素敵に輝いている状態からは離れてしまうように思うのです。 Pousseの場合、お似合いになるものを見つけるにあたって、お顔立ちはもちろん、お好み、ライフスタイル、キャラクターといったパーソナリティーを非常に大切にしています。
だから「好き」と「似合う」を両立させられるのです(^^) ③ギャップは魅力。色んな自分を持っていい。
これは様々なメソッドに対して言えることですが、自分はひとつじゃなくていいんです。 ギャップは「魅力」になります。 想像していただきたいのですが、自分の好きな人、好きなタレントやアイドルといった芸能人でも構いません。 「色んなバージョンのその人」が見たくありませんか? もちろん好みの服や衣装はあるかと思います。でも、普段と違うテイストのその人を見てドキッとしてしまう事って、あるはずです。 同じように自分自身も楽しんでいいんです。 ひとつのテイストだけがあなたを魅力的にするわけではありません。 色んな自分を楽しんじゃいましょう! プライベートでは巻き髪にふわっとしたワンピースのようなフェミニンな装いが多い方が、髪の毛をキュッと束ねてスリムなパンツにジャケット姿でバリバリに仕事をこなしていたら素敵ですよね。 もちろんギャップはオンとオフだけのことではありません。 以前サロンに、こんなお客様がいらっしゃいました。 「自分はすごく男顔だから、ボーイッシュな服しか着れない。可愛い服には憧れがあるので見る分にはいいけど、自分が着るのはキャラじゃないし、恥ずかしい」 確かにハンサムなお顔立ちで長身、ジャケットスタイルはとても決まっていました。 しかしカウンセリングを進めていくと、ご自身のキャラクターを決めつけてしまって好きを抑えてしまい、ファッションの幅をかなり狭めてしまっているせいでオシャレが行き詰っているご様子。 診断を行うと骨格はストレート。メリハリのある体つきは女性的な魅力があり、パーソナルカラーはスプリングタイプで明るく鮮やかなお色もお似合いになることがわかりました。 そこで「大人の余裕を感じる甘くないフェミニン」を意識して、
リブ編みトップス+Iラインスカートや、 レース切替ノースリーブニット+テーパードパンツなど、 いくつかのコーディネートと、そのコーディネートに合わせた優しげなメイクもご提案させていただいたのです。 こういう服は着たことない!と最初は驚かれていらっしゃいましたが、その目はキラキラと輝いていました。 その後、「勇気を出して試着してみたら、自分でもびっくりするくらい似合った!どうして今までチャレンジしなかったんだろう!」と嬉しいご報告をいただきました! お洋服に合わせたメイクで、バランスよく違和感なく自然に新しい自分になじめたこともポイントだったようです(^^) 芸能人もよく例に出されますが、芸能人はその人自身が商品であり、事務所が入念にプロデュースし演出してイメージやキャラクター(パーソナリティー)を立たせています。 【天海祐希さんと深田恭子さんでは似合う服が全然違う。だから似合うは顔で決まる。】 という例などがあるかとは思いますが、 あそこまで「かっこいいハンサムな女性」として君臨している方と、「いつまでもかわいいヒロイン」としてポジションを築いている方ではすでにイメージが出来上がりすぎていますから、それ以外のイメージがしにくくて当然ですよね。 (それでも私は逆のテイストのファッションでも、色と形、素材を合わせればお二方ともお似合いになる思いますが!) 映える色(パーソナルカラー)としっくりくる形、素材(骨格)は簡易パターンに分けての提案で、「好きの中から似合うもの」が選びやすくなりますが、お顔の雰囲気でテイストを決めてしまうことは、好きとのバランスがとりにくく選択肢を狭めてしまいやすい・・・。 結果、メソッドジプシーを抜け出せずに、より深く混乱する事になってしまうのです。 そして、 ・自分で選ぶのは大変だからむしろ選択肢を狭めて決めて欲しい ・客観的に見て似合うジャンルが知りたい こういった方もたくさんいらっしゃるかと思います。 もちろんお任せください! Pousseではそれぞれ、ひとりひとりに合わせてお似合いになりそうなブランドや参考になるようなモデルさん、お洋服の画像もお送りします。 「どうなりたいか」が明確にイメージできれば、各段に選びやすくなるんです。 そもそも大前提は「センス良くオシャレになる、ステキになる」! そのための方法を知るのが目的なはず。 ですが、マニュアル通りでパーソナリティ-を無視した「似合う」がいくら蓄積されても、どの診断の要素をどう組み合わせて答えを出すのか。 そのバランスをとるのは結局自分・・・では、さらに悩んで当然です。 むしろ一番大切なイメージの構築が、本人に丸投げされている。 結果、目的とはどんどん離れて悩んでしまう方も多いのです。 顔タイプ診断に限らず、様々な診断を他のサロン様で受けられたことがある方にも、ぜひPousseのメニューをお試しいただきたい! どんなお顔でもそれは個性であり、自身を縛り付けるものではありません。 自分の美の可能性に気付くお手伝いを、私にさせてください。
現在銀座のサロンはお休みですが、ZOOMやSkypeを使用したオンラインメニューを開始しております♪
ぜひご利用くださいね!
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